装置内に設けられた固定式の活性炭層に活性炭を充填します。
図1のように活性炭層をガスが通り抜けることによって、臭気成分を吸着除去します。

下水処理場で用いられる方式です。
活性炭は、酸性ガス用、塩基性ガス用、中性ガス用の3種類を使用するのが一般的です。
活性炭の種類ごとに、カートリッジを設けます。装置内部にチェーンブロックを設けることも可能です。

ミウラの活性炭は厳正な品質管理のもとで製造されるため、品質が安定しており、硬度も高く長期間の繰り返し使用にも耐えうる強度を有しています。
高賦活で製造されるため、ミクロポアとマクロポアのバランスが良く吸着能力に優れています。

活性炭の種類

規格表

荷姿

15kg入り紙袋、もしくは0.5m³、1m³フレコンバッグで納入します。

ミウラは、悪臭防止法が制定された1971年以前より脱臭事業に取り組んでおり、現在に至るまで 脱臭装置の納入実績は3000基以上あります。
豊富な経験とノウハウから幅広い分野に対応し、さまざまな組み合わせの提案を行っています。
一般的なガス処理フローとして、湿式洗浄装置と活性炭吸着装置の組み合わせがあります。
湿式洗浄装置で粗取りされた臭気は、ミストセパレーターでミスト除去された後に、活性炭吸着装置で仕上げの脱臭を行い、大気に放出されます。

活性炭が濡れるのを防ぐため、ガス中に含まれる液滴をミストセパレーターで分離します。
液滴を含んだガスがポケットのついたエレメントを通過することで、衝突を繰り返して液滴を分離します。